yoshitokick’s diary

立技格闘技について書いてます

武尊VSレオナペタス


まさに武尊による武尊の為の興行!!

新生K-1のピークとも言える瞬間だった。


2014年11月3日に代々木第二体育で旗揚げされて以降K-1を引っ張り続けてきて名実共に顔となりカリスマとして君臨したが武尊には足りてないものがあった、それがライバルの存在だ。


同じくカリスマと呼ばれて時代の寵児となった魔裟斗にあって武尊にない物がライバルだった。

魔裟斗には小比類がおり、それがストーリーとなり熱狂を産んで男はカリスマとなっていき人々は魅力されて憧れた。

小比類以降もブアカーオやアンディサワーなど数々のライバル達が現れて魔裟斗を苦しめてそして魔裟斗が倒すと言う、ある意味お約束だか少年漫画の様なストーリーに人々は感動し夢中になった。


武尊にも節目節目には現れるが上手くストーリーとして成熟しきれない感がある。

旗揚げや-55kgトーナメントの時には大雅。

大雅との2度に渡る激闘は武尊の人気に大きく火をつけた。

1回目の大雅戦でのバックハンドブローでのKOは未だに武尊の象徴的なシーンの一つだろう。


しかし大雅の階級変更によりそれ以降は交わる事がなかったが再び交わる時がきた筈のKs festa1のスーパーフェザー級タイトルマッチでは契約問題などもありトライハードジム離脱により消滅してしまった。


55kgチャンピオンとして地位を築いていった武尊に新たなライバルとして現れたのが小澤海斗だろう。

かつて武尊も保持したKrush-58kg王者を獲得して武尊に宣戦布告。

会見での過激な挑発や乱闘騒ぎなどが話題を呼びこの2人の闘いでK-1を知って夢中になった若者が続出した程の試合だった。

武尊が判定で勝利したが、2人の活躍もありフェザー級王者が新しく設立されワンデートーナメントがおこなわれる事になり、そのトーナメントの決勝がまたしても因縁の相手小澤海斗となり。

ここでも激闘を繰り広げ武尊が勝利。

この試合以降人気と地位を確固たるものと名実ともにK-1の顔となる。


大雅戦の消滅があったKsfestaでのトーナメントでは全てを背負っての3階級制覇を成し遂げる。

そしてそれ以降男は孤独となった。


村越優汰皇治などがあらわれたが、誰もが興奮して沸き立つような試合をするには村越優太では噛み合わず、武尊が全てを掛けて闘って誰もが認めて負けるかもと不安にさせるには皇治では役不足だった。


しかしそんな時にも着々と勝利を重ねて一歩一歩武尊に近く男がいた。

それがレオナペタスだ。

中国でトーナメントに参戦して英雄伝説王者を獲得、そして1度はKrushのベルト獲得に失敗するもそれ以降は5連勝で王座獲得!!

そしてそこから更に4連勝の計9連勝で武尊に辿りつく。

しかも相手が圧巻である。

武尊の同門でK-1甲子園王者でKrush王者の西京佑馬に2回、後のK-1ライト級王者朝久泰央、元K-1フェザー級王者にして武尊を苦しめた村越優汰K-1スーパーフェザー世界トーナメント準優勝にして元RISEスーパーフェザー級王者の小宮山工介、ヨーロッパのインフュージョン王者にしてタイラジャダムナン王者のセクソンを破ったジャオチャンヨンなどに連勝して武尊にまでたどり着いたのである。


最強の挑戦者にして武尊が負けるかもしれないと思わせられる存在であった。

そしてこの試合はまさにに死闘となりそして武尊は自身の代名詞とも言える試合を掴んだ。


もうK-1ではこれ以上の試合は出来ないだろう、だからこそ武尊にはやはりあの試合しか残ってないだろう。

願わくば実現して欲しいものである!!